# タイ向けプレスリリースをタイ語で出す準備｜翻訳の前後に確認すること

- URL: https://aseanprtalk.kaigaipr.jp/articles/thailand-press-release-thai-draft
- 対象国: タイ
- 悩み (カテゴリ): リリースの書き方・翻訳
- 公開日: 2026-10-19 / 更新日: 2026-10-19
- 媒体: 東南アジア PR トーク (https://aseanprtalk.kaigaipr.jp)
- 形式: 質問役の田中と、解説役の竹内の対話

> タイ向けのプレスリリースをタイ語で出すときの原稿の準備の進め方です。翻訳前に作る表記表、仏暦や数字などタイ語版で照合する箇所、現地の関係者に確認してもらう範囲が分かります。

**田中**: タイの販売店網を広げることになって、現地向けにプレスリリースを出す話が出ています。ただ、社内にタイ語を書ける人がいません。日本語の原稿を翻訳に出せば済むと思っていたんですが、それで大丈夫でしょうか？

**竹内**: 翻訳に出すこと自体は、タイ語の書き手がいない会社ではふつうの進め方です。困るのは、訳し上がったタイ語版が正しいかどうかを、社内のだれも判断できないことのほうです。

**田中**: たしかに、戻ってきたタイ語を見ても、合っているのか分かりません。

**竹内**: そこで、翻訳の前と後に確かめる所を決めておきます。タイ語が読めなくても照合できる箇所はかなりあります。今日は、言語の決め方を短く確認したうえで、翻訳前の準備、タイ語版で見る箇所、現地の人に読んでもらう範囲の順に話します。

## タイ向けプレスリリースはタイ語で出すか英語で出すか

**田中**: そもそも、英語版で済ませる選択肢はないんですか？本社の英語版なら用意できます。

**竹内**: タイの言語はタイ語です。販売店の担当者や消費者など、タイ国内の相手に届けたいならタイ語版を用意するのが基本になります。英語の媒体もありますが、読む人が限られます。媒体ごとの違いは[タイのメディア事情｜タイ語メディアと英字メディアの使い分けの考え方](https://aseanprtalk.kaigaipr.jp/articles/thailand-media-landscape)で詳しく扱っているので、ここでは原稿づくりに絞ります。

**田中**: タイ語版を出すとして、英語版はもう要らないんでしょうか。

**竹内**: 外資系企業の担当者など、英語で仕事をする相手にも届けたいなら両方用意します。その場合も、どの言語の原稿を翻訳の元にするかを先に決めておくと後が楽です。日本語から直接タイ語に訳すのか、英語版を経由するのかで、確認の手間が変わるからです。

**ポイント** {title="原稿づくりの前に決めること"}
- 届けたい相手がタイ国内の取引先・消費者・採用候補者なら、タイ語版を用意する
- 英語版も出すなら、日本語と英語のどちらを翻訳の元にするかを決める
- 英語版を経由してタイ語にすると、日本語との間に訳が 2 回入る。数字と固有名詞の照合は日本語原稿と直接行う

**田中**: 経由する言語が増えると、ずれも増えそうですね。では、翻訳に出す前に何をしておけばいいですか？

## 翻訳に出す前の日本語原稿と表記表

![翻訳に出す前に作る表記表の 6 項目と、それぞれの決め方](https://aseanprtalk.kaigaipr.jp/images/articles/thailand-press-release-thai-draft/glossary.svg)

**田中**: 日本語原稿は、国内向けのものをそのまま渡してもいいんでしょうか。

**竹内**: 主語を補う、社内用語を一般的な言葉に直す、といった日本語側の手直しは、どの国向けでも同じです。その手順は[プレスリリース翻訳前の日本語原稿の直し方｜東南アジア向けに先に直す 6 か所](https://aseanprtalk.kaigaipr.jp/articles/japanese-draft-before-translation)にまとめてあります。タイ語版で特に効くのは、そのうえで固有名詞と数字の書き方を一覧にした「表記表」を原稿といっしょに渡すことです。

**田中**: 表記表というのは、用語集のようなものですか？

**竹内**: そうです。日本語、タイ語、英語 (ローマ字) の 3 列に、社名、商品名、人名と肩書、地名と施設名、日付の書き方、金額と単位を並べます。翻訳者は原稿だけ渡されると、社名や商品名を自分で読んで音を当てるしかありません。表記表があれば、その手間とぶれがなくなります。

**田中**: タイ語の欄を、タイ語が書けない私たちが埋めるんですか？

**竹内**: 全部を埋める必要はありません。現地法人の書類や取引先の名刺など、すでにタイ語で書かれているものがあれば、それを写すのが確実です。分からない欄は空けたまま翻訳者に渡し、訳し上がった時点で埋めてもらいます。次の原稿からは、その表をそのまま使えます。

**田中**: ローマ字の表記にも決まりがあるんでしょうか。

**竹内**: タイ語をローマ字にする公的な方式は、タイの王立学士院の事務局が出しています。ただ、会社名や人名は、本人や会社がすでに使っている綴りがあればそちらを優先します。方式どおりに書き直すと、名刺やウェブサイトの綴りと合わなくなり、検索しても同じ会社だと分かりにくくなるからです。

**田中**: なるほど。方式より、いま使っている綴りが先なんですね。

## タイ語版で確認する箇所｜社名・日付・数字

**田中**: 翻訳が戻ってきたら、どこから見ればいいですか？タイ文字は一字も読めません。

**竹内**: 読めなくても照合できるのは、数字、日付、英字の固有名詞、連絡先です。タイ語の文中でも数字や英字はそのまま残る場合があるので、日本語原稿と 1 か所ずつ並べて見比べます。

**田中**: 日付で気をつけることはありますか。

**竹内**: 年の書き方です。タイでは西暦のほかに仏暦が使われていて、2027 年は仏暦 2570 年になります。タイ中央銀行の告示でも「B.E. 2570 (2027)」と並べて書かれています。仏暦は西暦に 543 を足した年です。

**田中**: 仏暦で書かれていたら、日本側では照合しにくいですね。

**竹内**: そうなんです。タイ語の公的な文書では、年を仏暦の数字だけで書く例があります。たとえばタイ中央銀行のタイ語の通知は、日付の欄が「27 สิงหาคม 2569」で、2569 は仏暦の年、西暦では 2026 年です。数字だけ見て「2569 年」とは読み違えなくても、西暦と仏暦が混ざると、年が 543 年ずれた日付が残るおそれがあります。表記表で「本文は仏暦で、括弧で西暦を併記」のように決めておけば、照合が楽になります。

| 確認する箇所 | 起きやすいずれ | タイ語が読めなくてもできる照合 |
|---|---|---|
| 年 | 西暦と仏暦が混ざる。543 年ずれた年が残る | 仏暦の年から 543 を引き、日本語原稿の西暦と合うか見る |
| 日付・曜日 | 日にちと曜日の組み合わせが合わない | 数字の日付をカレンダーで引き、曜日を確かめる |
| 金額 | 円のまま残る、桁や通貨が抜ける | 数字の桁数と通貨の表記 (バーツ、円) を原稿と並べる |
| 社名・商品名の英字 | 綴りの抜け、大文字と小文字の違い | 表記表の英字と 1 文字ずつ比べる |
| 連絡先 | 電話番号、メールアドレス、URL の誤り | 実際にリンクを開き、番号を原稿と比べる |
| 人名・肩書 | 発言者と肩書の組み合わせが入れ替わる | 英字の氏名と役職の位置を原稿と並べる |

**田中**: 金額は、円のままでいいんですか？

**竹内**: タイの通貨はバーツなので、タイの読者向けにはバーツで書くか、円と併記するのが一般的です。円換算をするなら、何年何月時点の相場かを社内の記録に残しておきます。原稿の数字を後から聞かれたときに説明できるようにするためです。

**注意** {title="タイ語版の照合で見落としやすいこと"}
- 英語版を経由して訳した場合、英語版の誤りがタイ語版にそのまま移る。照合の相手は英語版ではなく日本語原稿にする
- 機械翻訳で日本語に戻して読むと、意味は大まかにつかめても、固有名詞や数字の誤りは見落としやすい
- 原稿を直したあとに、タイ語版だけ古いまま配信してしまう。最終版の日付やファイル名をそろえて管理する
- 画像や図表の中の文字は翻訳の対象から外れやすい。写真の説明文やグラフの単位も一覧に入れる

**田中**: 機械翻訳で戻して読めば十分だと思っていました。

**竹内**: 大意をつかむには役に立ちます。ただ、数字や名前の誤りは戻した日本語でも目立たないので、表との照合は別にやってください。そのうえで、意味が通っているかはタイ語を読める人に任せます。

## 配信前に現地の関係者に確認してもらう範囲

![日本側の照合と現地の関係者の確認を分けた、タイ語版ができるまでの流れ](https://aseanprtalk.kaigaipr.jp/images/articles/thailand-press-release-thai-draft/review-flow.svg)

**田中**: 現地の人に読んでもらうとして、だれに何を頼めばいいでしょうか。現地の社員は広報の担当ではありません。

**竹内**: 頼む範囲を絞るのが大事です。全文の書き直しを頼むと、相手の負担が大きく、返事も遅れます。「意味が通るか」「表現に配慮が要る所はないか」の 2 点に絞って読んでもらうと、広報の担当でなくても答えやすくなります。

| 確認してもらう相手 | 頼むこと | 頼まなくてよいこと |
|---|---|---|
| 現地法人の社員 | 文の意味が通るか。社名や商品名の呼び方が社内の呼び方と合っているか | 数字・日付の照合 (日本側で済ませる) |
| 現地の販売店・取引先 | 自社の社名や担当者名の書き方が合っているか (共同で発表する場合) | 原稿全体の書き直し |
| 翻訳者 | 表記表の空欄を埋める。直した箇所を一覧にする | 発表内容そのものの判断 |

**ポイント** {title="現地の人に確認を頼むときに添えるもの"}
- 日本語原稿か英語版と、タイ語版の両方 (何を伝えたい文かが分かるように)
- 表記表 (社名や商品名の呼び方が社内と合っているかを見てもらう)
- 見てほしい 2 点 (意味が通るか、配慮が要る表現がないか) と、返事がほしい日

**田中**: 表現に配慮が要る所というのは、たとえばどんなものですか。

**竹内**: 王室や宗教に関わる言葉や写真が代表的です。日本の担当者には判断がつきにくいので、そこは現地の人に見てもらうと決めておきます。もう一つは、日本語の慣用表現をそのまま訳した部分です。意味は伝わっても、タイの読者には不自然に読める場合があります。

**田中**: 確認の日程も考えておく必要がありますね。

**竹内**: はい。タイの祝日に確認の時期が重なると、返事が止まります。たとえばタイ中央銀行が告示した金融機関の休日では、2027 年 4 月 13 日から 15 日がソンクラーンです。配信日の決め方は[東南アジア向けプレスリリースの配信日の決め方｜祝日と重ねない確認手順](https://aseanprtalk.kaigaipr.jp/articles/release-timing-sea-holidays)が参考になります。全体の順番は次のとおりです。

**手順** 届けたい相手を決め、タイ語版を出すか、英語版も出すか、どの原稿を翻訳の元にするかを決める

日本語原稿を確定し、社名・商品名・人名・地名・日付・金額の表記表を作る

原稿と表記表をいっしょに翻訳者に渡し、空欄を埋めてもらう

戻ったタイ語版の数字・日付・英字の固有名詞・連絡先を、日本語原稿と照合する

現地の関係者に、意味が通るかと配慮が要る表現の 2 点を読んでもらう

直した箇所を表記表に反映し、最終版のファイルをそろえてから配信する

**田中**: 照合を日本側、意味の確認を現地、と分けると、だれが何をやるかがはっきりしますね。

**竹内**: その理解で合っています。日本の社内で発表文を確認するときは、法務や役員の確認が中心になることが多いと思いますが、タイ語版では「読める人がだれか」から決める必要があります。最後に、タイ語版をどう用意するかの手段を比べます。

## タイ語版の原稿を用意する手段を比べる

**田中**: 翻訳の頼み先には、どんな選択肢がありますか。

**竹内**: 大きく 4 つです。現地法人に訳してもらう、翻訳会社に頼む、配信サービスの翻訳オプションを使う、PR 会社に原稿づくりから委託する、のどれかです。

| 手段 | 向いている場合 | 確認で気をつける点 |
|---|---|---|
| 現地法人に訳してもらう | 日本語か英語が読める現地社員がいる | 本業の合間になるので、期限と頼む範囲を先に決める |
| 翻訳会社に頼む | 契約書など他の翻訳も頼んでいる | 報道向けの文体に慣れているかを確認する。表記表を渡す |
| 配信サービスの翻訳オプションを使う | 翻訳と配信を一度に済ませたい | 対応言語を先に確認する。照合は日本側で行う |
| PR 会社に委託する | 継続して発信し、取材対応まで任せたい | 原稿の確認の流れと費用は委託先ごとに違うので、事前に確認する |

**田中**: 現地に広報がいないので、配信サービスでまとめて頼めると助かります。

**竹内**: たとえば海外PR.jp は、翻訳オプションがタイ語、英語、ベトナム語、インドネシア語の 4 言語に対応しています。料金は配信が 1 か国 1 配信で 50,000 円 (税別)、翻訳が 1 言語 20,000 円 (税別) で、タイにタイ語で 1 本出すなら合わせて 70,000 円 (税別) です。タイでは 10 媒体以上への掲載が保証され、掲載された媒体名と URL の一覧がレポートで届きます。時期によってキャンペーン価格の場合があるので、最新の料金は公式サイトで確認してください。

**田中**: 翻訳を頼む場合でも、表記表と照合は自分たちでやるわけですね。

**竹内**: はい。どの手段を選んでも、表記表を渡すことと、日本側で数字と固有名詞を照合することは変わりません。掲載記事の URL がそろえば、販売店候補への説明資料に載せる、といった使い方もできます。

## タイ語版の準備のまとめ

**田中**: 最後に、今日の内容を一覧にしてもらえますか。

**竹内**: 場面ごとに、判断の考え方と確認先を並べます。祝日や制度の情報は年ごとに変わるので、最新は公式の情報で確認してください。

| 場面 | 判断の考え方 | 確認先 |
|---|---|---|
| タイ語で出すか英語で出すか | タイ国内の取引先・消費者に届けるならタイ語版を用意する | 国土交通省 海外建設・不動産市場データベース タイ (https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/kokusai/kensetsu_database/thailand/index.html) |
| 翻訳に出す前 | 原稿と表記表をいっしょに渡す | 現地法人の書類、取引先の名刺 |
| ローマ字の綴り | 会社や本人が使っている綴りを優先する | タイ王立学士院事務局 (https://www.orst.go.th/) |
| 日付・年 | 2027 年は仏暦 2570 年。本文の書き方を決め、543 年のずれを照合する | タイ中央銀行 金融機関の休日 (https://www.bot.or.th/en/financial-institutions-holiday.html) |
| 現地の確認 | 意味が通るかと、配慮が要る表現の 2 点に絞る | 現地法人、共同発表の相手 |

**田中**: 翻訳者に丸投げせずに、日本側でできることが意外と多いと分かりました。

**竹内**: 1 本目で表記表ができれば、2 本目からは照合の時間も短くなります。タイ向けの他の記事は[タイ](https://aseanprtalk.kaigaipr.jp/country/thailand)の国ページに、リリースの書き方は[リリースの書き方・翻訳](https://aseanprtalk.kaigaipr.jp/category/release)のカテゴリにまとめています。出店の告知なら[タイ出店のオープン告知はいつ出す？開店前にタイ語で知らせる手順](https://aseanprtalk.kaigaipr.jp/articles/thailand-store-opening-pr)も参考になります。

## よくある質問

**田中**: タイ語が読めない担当者でも、タイ語版の確認はできますか？

**竹内**: 一部はできます。数字、日付、英字の社名や商品名、電話番号や URL は、日本語原稿と並べれば照合できます。文の意味と表現は、タイ語を読める現地の人に確認してもらいます。

**田中**: タイ語版の日付は仏暦で書くべきですか？

**竹内**: 決まった書き方を一つに絞る必要はありませんが、混ぜないことが大事です。2027 年は仏暦 2570 年なので、本文を仏暦にするなら西暦を括弧で併記する、といった形を表記表で決めておくと照合しやすくなります。

**田中**: 英語版から訳してもらってもいいですか？

**竹内**: 構いません。ただ、英語版の誤りがタイ語版に移るので、数字や固有名詞の照合は英語版ではなく日本語原稿と行ってください。

**田中**: 現地の社員に確認を頼むとき、何を伝えればいいですか？

**竹内**: 「意味が通るか」と「王室や宗教など配慮が要る表現がないか」の 2 点に絞って頼みます。数字の照合は日本側で済ませておくと、相手の負担が減ります。

## 出典

- [国土交通省 海外建設・不動産市場データベース タイ](https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/kokusai/kensetsu_database/thailand/index.html)
- [タイ王立学士院事務局 (Office of the Royal Society) หลักเกณฑ์การถอดอักษรไทยเป็นอักษรโรมันแบบถ่ายเสียง (タイ文字のローマ字転写の基準)](https://www.orst.go.th/iwfm_table.asp?a=36&i=0040002104011001%2F63ERJ5814038)
- [Notification of the Bank of Thailand No. 37/2569 Re: Financial institutions and specialized financial institutions' holidays for B.E. 2570 (2027) (Unofficial Translation)](https://www.bot.or.th/content/dam/bot/fipcs/documents/FPG/2569/EngPDF/25690175.pdf)
- [ธนาคารแห่งประเทศไทย ประกาศ ที่ 37/2569 เรื่อง วันหยุดตามประเพณีของสถาบันการเงินฯ ประจำปี พ.ศ. 2570 (タイ中央銀行 告示 タイ語版)](https://www.bot.or.th/content/dam/bot/fipcs/documents/FPG/2569/ThaiPDF/25690175.pdf)
- [Bank of Thailand Financial Institutions Holiday](https://www.bot.or.th/en/financial-institutions-holiday.html)
- [海外PR.jp 東南アジア向けプレスリリース配信](https://kaigaipr.jp)
